前回『簿記3級合格体験記』をアップしました。
その約4ヶ月後に簿記2級に合格しました!
簿記2級合格証書
いやぁ、キツかった、、、
Fラン大学文系学部卒、数字苦手の自分がなんとか合格にこぎつけた経緯をお伝えします。
ちなみに2回落ちてます。
そんな勉強苦手な自分が合格するためは、ある『秘策』が必要でした。
それもお伝えします。
・簿記2級に挑戦しようか悩んでる
・簿記2級に挫折しそう…
そんなあなたに向けて書いています。
もくじ
簿記2級学習のきっかけ
3級の記事で書いた内容とかぶる部分もありますが、簿記2級を勉強したのは以下のきっかけから。
①事務職に戻る保険
②3級ですら転職で役に立ったから
①事務職に戻る保険
経理職になりたいから簿記2級を勉強した。
…というわけではありません。
事務職からIT職に転職が決まり、前職の有休消化期間中に簿記2級を勉強していました。
「IT職に向いてるかも」と思って転職したものの、不安はあったわけです。
ほら、ブラックなイメージあるじゃないですか(小声)。
それに、ITって範囲が広いから、勉強してても「これぜんぜんわからん…」って分野があるわけです。
それを自分の職務として割り振られると、キツいな…
みたいなネガティブな想像もしてたんです。
一応事務職10年やってたんで、ムリならそっちに戻ろうと。
次の内容にもつながってくるんですけど、「資格は職種感を行き来するパスポートの役割を果たしてくれる」ってことです。
②3級ですら転職で役に立ったから
はい、IT企業の面接を2社受けたのですが、そのどちらでも、簿記3級は高評価を得られました。
これはうれしい誤算でした。
ちまたでは、
という言説が一般的だったからです。
転職エージェントからも、
と言われたことがあります。
どちらの企業の面接官にも突っ込まれました。
しかし、面接官の
という質問に対し、
「お金が苦手という自覚があり、それを克服するためです。また、どんな仕事をする場合でも、自分のやっている業務でどんなお金が動いているかを把握しておきたかったからです」
と答えると、高評価を得られました。
簿記3級で経理職にはつけないかもしれない。
けど、他業種での「視野の広さ」のアピールには使える。
援護射撃として。
3級でこれだけ役に立ったんです。
じゃあ2級ならもっとすごいのでは?
ということで2級も目指すことにしました。
次転職するのは数年先だとは思うので、即効性はありません。
そのときに、面接官に信頼感を与えられるんじゃないかな、と。
なんか、基本情報技術者と簿記3級をきっかけに、すっかり資格肯定派になっちゃいました。
そのうえで、簿記はどんな会社でも通じる汎用性がある。
どうせいつか取るなら、3級を取った直後に2級を勉強するのがベストタイミング。
ということで、3級合格後すぐに2級のテキストを購入しました。
簿記2級合格するために使った教材
3級でも使っていたTACの『みんながほしかった』シリーズを買いました。
書店で紙書籍を購入。
なかなか合格できなくて、追加で「ある教材」を購入したのですが、それは記事の後半で。
簿記2級合格までの勉強期間
2025年6月1日~9月16日の3ヶ月半です。
1日の勉強時間
まずは短い勉強時間、30分くらいから初め、徐々に増やしていきました。
試験が近づき、前職の有給消化期間に入ると、6時間くらいやってました。
9時間くらいやると体調を崩したので、6時間が限界でした。
簿記2級の勉強法(動画学習は効果なし?)
テキストを1周して、その後問題集にとりかかりました。
まったく解けませんでした。
テキストはカラフルでわかりやすいんですけど、実際の問題って灰色の世界というか、めっちゃ殺風景なんですよね。
問題読んで、固まる。
手が動かない。
ここで結論なんですけど、
とにかく手を動かすことが大事。
YouTubeで解説動画もたくさんあったんですけど、個人的にはあまり効き目なし。
理屈がわかってても手が動かないと得点にはつながりませんから。
個人的に一番効き目があったのが、写経です。
具体的に言いますね。
何回やっても解けない問題があるとします。
解説読んでも理解できない。
そういう場合、理解は置いといて、解説に書かれてる計算式を写経するんです。
難易度によりますが、1~3回。
で、写経が終わったら、解説を閉じて、もう一度問題と向き合ってみる。
さっき写経したばかりですから、手はするする動きます。
そのとき、問題の意味や解法がめっちゃ腑に落ちる。
ストンと理解できる。
流れがスムーズにわかる。
お気づきかと思いますが、めっちゃ時間がかかります。1問で30~60分かかります。
でも、確実に得点力は上がります。
ただテキストを読むより、何も考えず写経している方がいい。
もし行き詰まっている人がいたら、一度試してほしいやり方です。
簿記2級を3回受けた得点推移
試験は計3回、CBT方式で受けました。
計3回受けた試験の得点は以下のとおり。
1回目の試験結果
2回目の試験結果(引越し3日前に受験)
3回目の試験結果(引越し先の岡山で受験)
1回目(8/16):47点(商業14点、工業33点)
2回目(8/28):46点(商業32点、工業14点)
3回目(9/16):70点(商業50点、工業20点)
なかなか興味深いですね。
そもそも点が低いというのは置いておいて、
2回目でなんと点数が下がっています。
しかし、この結果に落ち込みはしませんでした。
というのも、1回目は工業簿記の点数がよくて、2回目は商業簿記の点がよかったから。
つまり。
出題ガチャがハマって商業と工業で得意分野が出れば。
3回目はいけるだろう、と。
で、3回目でギリギリ70点で合格。
「工業簿記で満点を取る」というのが一般的な合格法ですが、3回目では工業は20点しかとれず、商業が割合多めに取れました。
これも、次にお伝えする方法のおかげです。
3回目でかならず合格するための悪あがき
簿記2級の学習期間は、けっこうツラかったんです。
なので、早く終わらせたかった。
1回目と2回目が不合格。
次で必ず決めたい。
ということで僕が取った秘策を2つ紹介します。
それは次の通り。
①kindleで同じ問題集を買う
②株主資本等変動計算書ガチャ成功に賭ける
1つずつみていきましょう。
①kindleで同じ問題集を買う
3回目の試験を前に、ずっと使っていたTACの問題集のkindle版を購入しました。
商業・工業、1冊ずつ。
問題集だけ。
なぜか?
写経の回数を増やすためです。
さっき書いたとおり、とにかく手を動かして解法を体に染みこませることが重要。
書き写すとき、紙の問題集だと、けっこうめんどくさいんですよね。
手で抑えてないと閉じちゃうし、場所を取るので、狭い机で勉強するときに窮屈になる。
そのあたりの点は、kindleの電子書籍を購入すれば解決します。
スマホやタブレットに表示させれば手で抑えなくても見やすいし、カフェの小さい机で勉強するときもスマホに解説を表示させられるのでスペースを広く使える。
スマホだと画面が小さいですが、写経するだけなら不便には感じません。
おかげで、勉強のストレスが減り、学習時間を増やすことができました。
資格試験は、いかに1日24時間のうちで勉強の割合を増やせるかが攻略のカギ。
この方法は、勉強の快適性を増やす効果がありました。
ちなみに、TACの教材には『仕訳猛特訓アプリ』もついてきます。
と思われるかもしれません。
しかし、アプリは難易度が低すぎ。
本番を想定した問題演習ができません。
あと、紙と電子の併用には他にもメリットがあります。
紙だと3級の記事にも書いたとおり、間違った問題にチェックをつけて苦手分野をあぶり出すことができます。
家で勉強するときは、問題のページを紙で開いて、解説をiPadで表示させるようにしていて、こうすると、ページをあっちこっちめくる必要がなくて、学習がスムーズでした。
お金がかかる以外はメリットが大きいので、金銭的に余裕がある方はぜひお試しください。
②株主資本等変動計算書ガチャ成功に賭ける
簿記2級で最大の難所と言われる分野が、「連結会計」。
もとは1級の出題範囲だったのが、2級に降りてきました。
これが、第2問に出題され、受験者を苦しめています。
しかし、第2問には「株主資本等変動計算書」が出題される場合があります。
確率的には、連結会計と半々くらい。
しかし、
株主資本等変動計算書のほうが圧倒的に簡単
です。
実は1回目の受験では株主資本等変動計算書が出題されましたが、ほとんど得点できませんでした。
それを知人に話すと、「もったいな!」と言われ、そこからもしこれが出題されたら満点が取れるように対策を進めました。
これも、写経が効きました。
株主資本等変動計算書は、解く手順が決まっており、それさえ抑えておけば満点がとれます。
理屈で考えると最初はよくわからなかった。
でも、何回も何回も解法を頭から書き写しているうちに解けるようになり、後から理解も追いつきました。
結果的に3回目で株主資本等変動計算書が出題されて満点を取り、受かりました。
気分的には、
ガチャをまわしに試験会場に行く
みたいな感じでしたね。
株主資本等変動計算書こい!!
というギャンブラー精神で試験会場に行ってました。
CBTで何回も受けれるし、どの出題で合格しようが資格をゲットできれば同じなんで、それくらい割り切ってもいいと思うんですよね。
簿記2級合格までに苦労したところ
文系だし数字苦手なんで、いろいろと苦労しました。
それは以下のような点です。
①おもしろくない
②範囲広すぎ
①おもしろくない
えー率直に正直にストレートに明け透けに単刀直入に言葉を選ばずに正面切ってはっきりとぶちまけますと、
お も し ろ く な い
のです、簿記2級は。
「企業のお金の流れがわかって~」とか
「財務諸表が読めるようになって~」とかいいますけど、
つ ま ん な い
ですね、簿記2級は。
FP(ファイナンシャルプランナー)の問題はけっこう個人の生活に関わる内容なので、「直接役立ちそう!」って思えるんですけど、簿記2級は、経理をする想定でもないので、マジで遠い場所の出来事というか、架空の企業の経理の職業体験してるみたいな感じです。
なんか勉強してて左目ヒクついてましたもん。
けいれん症状は、簿記2級合格した翌日に治りました。
「市場価値が上がるぞ!」という期待だけで乗り切った感じですね。
「経理職に適正がない」という自己理解もできたのでよかったです。
②範囲広すぎ
工業簿記ぶん、テキスト1冊増えますからね。
こうなると、覚えてられないんですよ。
工業簿記をやってると、商業簿記を忘れる。
広い範囲の解法を頭に留めておくのが大変でした。
合格までのしんどさを乗り切るモチベ維持
とまあ簿記2級は大変でした。
モチベ維持するために、以下のようなことをしていました。
①取得メリット動画を見る
②長期戦を覚悟する
③カフェで勉強する
④定期的に新しい文具を買い足す
1つずついきましょう。
①取得メリット動画を見る
ずっと計算ばっかりしてると、「なんのためにこんなことやってるんだろう…」という気分になるので、
このトンネルを抜けた先には、どんな希望があるのか?
を知ることでモチベを上げていました。
具体的には、YouTubeで「簿記2級 メリット」と検索して、定期的に見てました。
②長期戦を覚悟する
早く終わらせたいという気持ちもありましたが、「そううまくはいかんだろう」という気持ちもあったので、「最悪、年内に取れたらいいや」と言い聞かせていました。
③カフェで勉強する
ただでさえ大変なので、できるだけ「楽しいこととセットにする」ようにしていました。
家でずっと計算していると気が滅入るので、気分転換にスタバやサンマルクに行って勉強していました。
④定期的に新しい文具を買い足す
3級の記事でも書いていましたが、自分好みのデザインの文具を定期的に買い足していました。
カフェもそうですが、
勉強したくないときでも、「お気に入りの文具を使いたい!」というモチベーションで動き出すことができます。
おわりに
簿記2級学習期間の3ヶ月半は、とても長く感じました。
せっかくの有休消化期間をほぼ勉強時間に取られたのはもったいない気もします。
ですが、この資格を将来の自分がうまく活かせれば、この勉強期間も取り返せる。
といい聞かし、IT職をがんばっていきたいと思います。
将来的に会計ソフトの開発とかに関われたらいいなぁ、なんて思ってます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ちなみに今は応用情報技術者の勉強中なので、進捗があれば、また記事にまとめたいと思います。
次は「簿記2級取得メリット」について記事をアップする予定ですのでお楽しみに。


