つい先日、FP2級を受けました。
点数はギリですが、1ヶ月半の勉強で一発合格できました。
受験者全体の合格率は、おおむね40〜50%。
極端にむずかしい試験ではありません。
しかし、個人的には超うれしかった。
なぜなら合格率約90%の3級で1回落ちたから。
この記事では、計算苦手な文系人間が3級の反省を活かしまくって合格した方法をお伝えします。
もくじ
FP2級を受けようと思ったきっかけ
FPはそもそも2級まで取る予定でした。
3級でもじゅうぶん金融知識が得られますが、「対外的評価」を取りにいくなら、2級もほしい。
そもそもFPに興味を惹かれたきっかけの一つとして、サバンナの八木さんが1級を取得したニュースを見たことでした。
お笑い好きなので、関連動画をたくさん見るうちに、
俺も取りたいなぁ
と思うようになっていました。
これきっかけで八木さんの動画をたくさん見るようになったんですが、これも八木さんが「FP1級をとったから」であって、ということは、FP資格にはめっちゃ強い引き、権威性があるということ。
1級を取るのは大変ですが、2級もそこそこ、それに準ずるくらいの「お金に詳しそう」というイメージをつけられそうだと思っていました。
ただ、FP3級では試験をナメた結果、実技試験で不合格になってしまいました。
そこで2級では、3級のときの失敗をかなり意識して勉強方法を変えました。
FP3級の反省を、2級では全部つぶした
3級で落ちた理由、ないしは、これまで基本情報、簿記で一発合格できなかった原因を洗い出して、それをすべてつぶせば合格できる。
という仮定のもと、一発合格するための方法を考えて実行しました。
僕がやったことは、下記のとおり。
2級は「ナメない」と決めた
精神面の話になりますが、かなり大きい要因。
ガチで挑むことにしました。
これまでの試験は、「習慣化してればいつか受かる」というスタンスでしたが、一発合格以外ありえない、という強い意志で臨みました。
実際、FP2級のあとは、資格手当がつく「応用情報技術者試験」を11月に受ける予定だったので、ここで落ちたらスケジュールに大幅な狂いが出る危険性がありました。
「1日▲時間勉強する」という数値的ノルマは決めず、可処分時間はすべて勉強に捧げました。
過去問道場の点数が上がっても油断しないように、ChatGPTに
・「1問足りなくて落ちた人の記事の内容集めて」
・「ここで落ちたら俺の人生にどんな悪影響があるか書いて、俺を追い詰めて」
と、損失回避バイアスをくすぐられるようなネガティブな文章を生成させて、自分を追い込んでいました。
学科と実技を同じくらい勉強した
3級は実技で落ちたので、実技の演習にしっかり時間を割くようようにしました。
「実技より学科の方が簡単」は自分には当てはまらないと、強く言い聞かせました。
過去問道場の演習量も偏らせなかった
どちらかで落ちないように、過去問道場の学科と実技の問題演習量が、だいたい同じになるように意識しました。
過去問道場:学科の問題演習量
実技の問題演習量本番前に模試を受けた
3級の時はやらなかったのですが、計4回模試を受けました。
LECのトリセツシリーズのテキストに1回分、予想模試に3回分ついています。
これも1つ目の精神面の話につながるのですが、「自分を焦らせるため」に使いました。
はっきりと点数で不合格の数字が出ると、不足を埋めるために、勉強せねばという気持ちが強くなります。
また、過去問道場を何回もやっていると同じ問題は何も考えずとも解けてしまいます。
模試を受けることで、初見の問題にも対応できるかを測るようにしました。
試験前は他の活動をできるだけ並行しなかった
3級を受けたのが4月の頭でしたが、3月に「読書14冊」という目標掲げ、そのとおり14冊読んでしまったため、頭の中がごちゃごちゃになっていました。
結果、実技を落とした。
その反省を活かし、趣味の読書は月3冊程度に抑え、直前3週間くらいは、1冊も読まないようにしました。
YouTubeで音楽を聴くこともせず、代わりに動画講義を流していました。
とにかく、仕事、妻との時間を除いた全ての時間をFP2級に捧げました。
実際に使った教材・勉強法
ここからは、合格するために買った教材と、それを使ってどう勉強したかをお伝えします。
基礎固めに「LEC FP2級 合格のトリセツ 速習テキスト」
FP3級はひたすら過去問を解くだけでよかった。
ですが、2級ではより深い知識、本質的な理解が問われます。
そのため、根っこの部分を理解するために、LECのテキストを購入しました。
紙の本で買った理由は、夜に目がディスプレイ疲れを起こしているときに、アナログで読みたかったから。
あくまでも、過去問を解くことを優先し、体系的な理解が必要な部分はテキストを頼りました。
また、モノとして紙の本を机に置いておくと、いやでも視界に入るため、勉強開始のトリガーになってくれます。常に試験のことを意識していられます。
また、リビングでこの分厚いテキストを読んでいると、妻に対して「勉強しているアピール」ができる。自分が仕事しながら資格勉強していることを資格的にわかりやすい姿で伝えられたのもよかった。
スマホいじってても、勉強してんのかSNS見てんのかわかんないですからね。
また、同じものをKindleでも購入していました。
電子書籍は紙にはない利点があります。
まず、重たくない。だから気軽に読める。持ち運びが楽。パソコンでも表示できる。
職場の昼休みにPCに表示して大画面で読んだりしてました。
過去問道場を課金してひたすら回した
過去問道場
はい、おなじみの。
3級に引き続いておせわになりました。
今回は有料版に課金してみました。
広告が減ってノイズがなくなったのもいいですが、地味によかったのは、問題文のコピペ制限が解放されることですね。
コピペしてAIに質問しやすくなり、会社の昼休みに解いて間違えた問題のコピペをテキストファイル上に溜めておいて、試験前々日の金曜日にプリントアウトして家に持ち帰って、試験直前まで読んでいました。
間違えた問題だけなので、その蓄積が試験直前の得点源になってくれました。
家で勉強する時は、記憶への定着を強めるために、間違えた問題の解説を一言一句漏らさずA4用紙に写経していました。
これも、直前2週間前からは写経した紙を捨てずにとっておき、夜に読み返していました。試験の日もカバンに入れて、直前にカフェで読み返したりしていました。
アナログなので、スマホの充電を温存しつつ勉強できたのが地味によかったです。
FP2級の勉強で大変だったこと
FP2級は、体感としてかなり難しかったです。
最後まで一瞬たりとも油断できなかった。
ここでは、勉強で大変だったところをお伝えします。
最初は普通に解けない
3級を持っていても、全然解けません。
というのも、2級では全ての設問が4択になるからです。
一問あたりの所要時間が増え、問題文をじっくり読んで記憶と照合するのがしんどかったですね。
2択まで絞れて、そこから間違える
知識をつけて行って選択肢を切れるようになっても、2択で悩み、結局間違える問題がかなり多かったです。
まったく分からない問題より、「2択までは絞れたのに外す問題」がかなり多かった。
ここを詰めていくのが、けっこう大変。
6分野をずっと回すのがしんどい
苦手な論点を頑張って覚えているうちに、他分野の内容を忘れます。
範囲がジャングル並みに広い。
過去問道場の成績チャートを見て、苦手な分野を優先的に勉強するようにしました。
僕はタックスと不動産が苦手だったので、集中的に勉強し、最終的には得点源にできました。
試験当日のこと
ここからは、試験当日の様子についてお伝えします。
学科と実技を同日に受験
分けて受ければいいものを、今回も学科と実技を同日に受けてしまいました。
さっさと終わらせてしまいたかったんです。
しかし、前の反省を生かして、学科と実技の間をできるだけ長くとるようにしました。
具体的には、学科を11:30に受け、実技を16:30に受けました。
試験直前まで復習
朝は早めに家を出て駅のカフェで朝食をとりつつ勉強しました。
充電器は持参していましたが、コードを間違えたためスマホの充電ができませんでした。
ここで活躍したのが、先述の、誤答問題の解説を写経したA4用紙です。
スマホ充電を温存しつつ、苦手分野の復習ができました。
学科終了後、近くのイオンに入って、フリースペースでひたすら勉強しました。
注文する時間、提供待ち時間がもったいなかったので、家からお菓子を持ってきて、それを昼食にして、食べながら実技を勉強しました。
見直しても手応えが分からなかった
試験中、どちらも手応えがイマイチでした。
受かってても落ちててもおかしくない。
一応見直しして、数問解答を変えましたが、試験終了ボタンを押すまで、ずっとドキドキして胃に悪かったですね。
結果は合格
学科の点数
実技の点数
学科:39点
実技:61点
合格できましたが、どっちもギリギリすぎて、試験後も気が晴れなかったです。
終了直前の見直しで点数が上がったのか下がったのか、定かではありません。
ここで序盤の内容に戻るのですが、マジでナメなくてよかったなと。
ちょっとでも油断したら、また実技を落としていたと思います。
取れる問題は確実に取る。
特に、計算は苦手だから、知識問題はなんとしても取る。
その意識で直前期に臨んだのが正解でした。
FP2級を取って感じた成長
FP2級の受験を通して、より本格的なお金の知識が得られました。
自分の生きている社会を統制している制度がどんなシステムで動いているのか?
それが実感できるようになってきています。
また、本業のSEで開発している登記簿、都市計画、固定資産税あたりのことについて理解が進み、よりスムーズに業務ができています。
また、コミュニケーションツールになる知識も多い。
妻からふるさと納税の仕組みを聞かれた時、細かいところまでスムーズに、何も見ずに教えられました。
また、土地や不動産の話について、年上の人との会話でもついていけるようになり、守備範囲が広がりました。
でも一番大きかったのは、「FP1級の背中が見えたこと」。
2級を始めた直後は問題文を読んでも分からないことだらけでしたが、数をこなしていくと少しずつ解けるようになります。
じゃあ、1級も同じでは?
時間をかければ、2級と同じく、点数が取れるようになるんじゃないか。
そうなると、「1級も同じように、分からない状態から一段ずつ上げていけばいいんだろうな」と思えるようになりました。
FP資格をITキャリアにも掛け合わせたい
FP単体では、たいした市場価値を生み出せません。
しかし、本業のSEとのシナジーは高いはず。
具体的には、
- FinTech
- 会計ソフト開発
- 金融系システム開発
- 大手銀行の社内SE
あたりの転職もねらえるはず。
簿記もFPも、当初は自己防衛が取得の目的でした。
簿記は、IT転職に失敗した時に事務職スムーズに戻るための保険。
FPは、家計を改善して将来の不安を軽減するため。
しかし、どちらも2級まで来れば、盾どころか武器になりそうな気がします。
とくに、先ほど書いたように、IT系の資格や経験と相性がいい。
自分のキャリアの可能性が広がりました。
次はFP1級の背中を追う
2級まででいい。
勉強開始当時はそう思っていました。
しかし、今は明確に1級取得が目標です。
どうせなら、突き抜けたい。
俗っぽい言い方ですが、「もっとすごい」と思わせたい。
1級を取れば、「金融知識の権威性」としてはかなり高い。
のちに転職するにしても強いアピールになりますし、個人で情報発信等の活動をするにしても、しっかりと「肩書き」として機能してくれます。
FP1級については、もうすでに情報収集を進めています。
1級を受験するには、金融機関等で1年以上勤務するなどの条件があります。
しかし、他にも道はあります。
AFP→CFP試験経由で、分割で6分野に合格し、合格率約80%の実技試験に合格すれば、FP1級に合格したことになる、というルートもあるらしいです。
ここを狙っています。
FP1級の学科試験の合格率は約10%ですが、CFPの各分野の合格率は約30%。
1年に2回受験できて、一度に6つ受けてもいいし、1つずつ潰していってもいい。
これなら勝ち目はあると感じました。
次は、1級合格体験記を書きたい!


