この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
僕たちは毎日、仕事にプライベートに忙しい。
特に、朝の時間は貴重。
朝起きてから玄関のドアを開くまでの時間は、1分でも長くしたいものです。
現代には数多くの時短アイテムがあります。
そのなかでもトップクラスの時短効果を持つのが、ドラム式洗濯乾燥機。
YouTubeでは多くの「買って良かったもの動画」が上げられていますが、そのなかでも1位はだいたいドラム式洗濯乾燥機です。
ボタン1つで、洗濯から乾燥まで完了する。
靴下やパンツを、チマチマとハンガーにかけるめんどくささから、解放される。
僕たちにとって、最高に魅力的ですよね。
ただ、難点が2つあります。
①価格が高い
②置き場所を選ぶ
上記2点です。
1台20〜30万円が相場です。なかなか手が出ません。
また、洗濯機置き場が狭いと、物理的に設置が不可能です。
僕も、置くスペースがなくて断念しました。
小さいPanasonicのキューブルというモデルを検討したのですが、家電量販店(ジョーシン)の店員さんに聞いたところ、「蒸気のせいで後ろの壁が近いとしっけるからよくない」ということで、これも断念。
そこでオススメしたいのが、
「縦型洗濯機+衣類乾燥機」の組み合わせ。
もう1年近くこの組み合わせを使っています。
従来の洗濯機だけの頃に比べると、はるかに時間や労力に余裕が出ました。
なんといっても、値段がやっっすい。
この記事では、実際に「縦型洗濯機+衣類乾燥機」の組み合わせを使った使用感、メリット・デメリットをお伝えしていきます。
もくじ
縦型洗濯機+衣類乾燥機のコスパを検証する
ドラム式洗濯乾燥機と「縦型洗濯機+衣類乾燥機」を比較した最大のメリット、それは導入費用。
ドラム式洗濯乾燥機が20〜30万なのに対して、「縦型洗濯機+衣類乾燥機」の組み合わせは5万円程度で済みます。
縦型洗濯機も衣類乾燥機も、2.5万円で買えます。
合計、5万円。
ドラム式を買う余裕があったとしても、寿命が来るたびに買い替えで20万円が飛んでいくことを考えると、精神的に負担になります。
しかし、「縦型洗濯機+衣類乾燥機」の組み合わせなら、たったの5万円。
寿命がきても、買い替えによるサイフへのダメージはかなり軽く済みます。
【実際の使用感】洗濯→乾燥までノンストップでできないのは不便?
じゃあ、実際に使ってどうなの?
てところが、あなたも気になっていると思います。
ここからは、僕も導入前に気掛かりだった2点について、実際に使ってみてどうだったかをお伝えしていきます。
まず1点目は、「洗濯と乾燥で使うアイテムが違うことによる問題」です。
洗濯をしたあと、乾燥する分を取り出して、衣類乾燥機に中身を移動させる必要があります。
これについては、あまり不便に感じていません。
乾燥機能を使うとどうしても若干シワになるので、結局人目に触れるシャツはハンガーにほしますし。
ただ、やっぱりドラム式洗濯乾燥機の「洗濯から乾燥までなにも手を加えないでいい」というのは魅力的です。
朝、家を出るのに、洗濯がおわるのを待つ必要がなくなるからです。
たとえ起床から家を出るまで15分しかなくても、ボタンを押して、家に帰ったら乾燥まで終わっている、というのはやはり魅力的です。
ふんわりと仕上げてくれる乾燥機能があり、防シワ加工の服で統一されていれば、ドラム式洗濯乾燥機は超快適なんだろうなと思います。
ただ、僕は肌が弱く、シワになりづらいポリエステル素材の服を着ると不快度がマックスになります。
コットン素材の服しか着ないため、結局それらは衣類乾燥機にはかけずに、ハンガーに吊るして自然乾燥せざるを得ません。
【実際の使用感】洗濯機→衣類乾燥機の移動はわずらわしい?
洗濯機置き場の天井に高さがあれば、ラックを組んで洗濯機の上に衣類乾燥機を設置して、コンパクトにまとめることができます。
ただ、僕の家のように設置するスペースがない場合、洗濯機置き場から離れた距離に設置することになります。
僕は玄関に洗濯機、リビングに衣類乾燥機を置いています。
ここを、どう感じるかってとこです。
移動がわずらわしくないかどうか。
結論を言うと、わずらわしいとは感じません。
なぜかというと、もともとベランダまで移動していた際の距離より、はるかに動線が短くなったからです。
測ってみたのですが、歩数は元の半分になっていました。
(従来)洗濯機からベランダまで8歩
(現在)洗濯機から衣類乾燥機まで4歩
なので、相対的に楽に感じています。
もちろん、ラックを組める人なら、移動時間はゼロになります。
上に設置している衣類乾燥機に移すだけです。
縦型洗濯機+衣類乾燥機のメリット
ここからは、「縦型洗濯機+衣類乾燥機」のメリットをまとめていきます。
・導入費用が安い
ドラム式が20〜30万円なのに対して、「縦型洗濯機+衣類乾燥機」は5万円。
導入費用が安く、買い替えの必要が生じても安く済みます。
・間取りを選ばない
洗濯機置き場が狭くても、だいじょうぶ。
別々に設置することができます。
・縦型洗濯機の方が洗浄力が高い
一般的に、縦型洗濯機のほうが洗浄力が高いと言われています。
縦型洗濯機の最大の特長は汚れ落ちが非常にいい点です。一般的なドラム式洗濯機よりも大量の水を使い、洗濯槽内で作られる水流によって、洗濯物と洗濯物とをこすり合わせることで汚れが落ちやすくなります。
とくに農作業や運動による泥汚れ、機械いじりによる油汚れなどは縦型洗濯機にかないません。ガソリンスタンドや工場などで使われている洗濯機は、縦型洗濯機がほとんどです。
同じ洗剤を使っていても、縦型洗濯機のほうが汚れが落ちやすいということですね。
縦型洗濯機+衣類乾燥機のデメリット
逆に、デメリットもお伝えします。
デメリットは、ノンストップで洗濯→乾燥までできないところ。
洗濯が終わると、一度洗濯物の選別作業、衣類乾燥機に移動させる作業が必要になります。
また、衣類乾燥機のぶん、余計に部屋のスペースが埋まってしまいます。
想定していた不便さはあまり気にならなかった
ドラム式洗濯乾燥機を体験しておらず、比較対象が「洗濯機+手で干す」だからかもしれませんが、従来の洗濯物より楽になったというメリットしか感じません。
ドラム式洗濯乾燥機から「縦型洗濯機+衣類乾燥機」になると不便さを感じるかもしれませんが、従来の「洗濯機だけ」から衣類乾燥機を足すぶんには、メリットしか感じないと思います。
洗濯に関するめんどくささの「重要な2割」はつぶせる
衣類乾燥機は、洗濯にかかるダルさの「重要な2割」を解消します。
洗濯機と衣類乾燥機を離して置く必要がある人でも、
・細々した衣類をすべてハンガーに干していく作業
・天候を外出後も気にかけないといけない
からは解放されます。
『80対20の法則』という、「8割の成果は2割のものが占めている」という有名な法則があります。
たとえば、ある飲料メーカーの売上の8割は、全体の2割のコアなファンから生み出されている、といったもの。
洗濯機も、最近は自動洗剤投入機能等、便利機能がさらに増えています。
毎年出るiPhoneがマイナーアップデートしかされず、スマホオタクでもない限り機能の違いが実感できないように、便利さもある程度のところで頭打ちになるものです。
オセロでいうところの4隅のような、大事なところを押さえていればいい。
繰り返しになりますが、洗濯にかかるストレスのキモは、
・細々した衣類をすべてハンガーに干していく作業
・天候を外出後も気にかけないといけない
の2点でしょう。
この2つをつぶせたなら、洗濯にかかる8割のストレスは解消できたも同然。
それでいて、約15万円が浮きます。
お金と場所に余裕があるならドラム式でいい
とはいえ、お金に余裕があり、ドラム式洗濯乾燥機が置けるスペースがあるなら、迷わずドラム式を買うといいでしょう。
ただ、家電にはいつか需要がきます。
頻繁ではないですが、買い替えの必要性が生じます。
一般的に、ドラム式洗濯乾燥機の寿命は7〜10年と言われています。
(『ドラム式洗濯機の寿命は?買い替えのサインを見逃すな!』より)
買い替えのたびに、ドラム式派は20〜30万円というまとまった額がふっとぶ。
その便利さに慣れてしまうと、ふつうの洗濯機には戻れないでしょうから、生涯の出費がかさみます。
そう考えると、5万円で実現できる「縦型洗濯機+衣類乾燥機」は、心配事の種を吹き飛ばせる安さです。
ドラム式洗濯乾燥機 or「縦型洗濯機+衣類乾燥機」を選ぶ基準
ドラム式が向いてる人、「縦型洗濯機+衣類乾燥機」が向いてる人の違いを以下にまとめました。
ドラム式洗濯乾燥機が向いてる人
・お金に余裕がある
・ポリエステル素材等防シワの服しか着ない
・1秒でも時短したい
・洗濯機置き場にドラム式を置ける広さがある
「縦型洗濯機+衣類乾燥機」が向いてる人
・5万円程度で済ませたい
・洗浄力は高い方がいい
・ドラム式洗濯乾燥機を置ける広さの洗濯機置き場がない
・ハンガーにつるすめんどくささ、天候を気にかけるストレスから解放されれば、それで満足
おわりに
ドラム式洗濯乾燥機はたしかに便利。
でも、買い換えるたびに30万が吹っ飛ぶのは、キツい。
上記の選択肢でいけるとわかっていれば、家電の寿命がきて買い換えることになっても、6万円で済むという安心感が得られます。
2.5万円で買えるオススメの衣類乾燥機のレビューは、以下の記事にまとめています。
他にも、節約についての記事を書いています。