6つの砲撃を搭載した、
小さな軍艦。
職場用に買ったトラックボールマウスが快適で、家用にさらに使いやすいものが欲しくなり、MX ERGOを購入。
6ヶ月間毎日使ってみたので、レビューします。
結論から言うと、「効率化したい!」という目的をしっかりと叶えてくれる最高のマウスでした。
ショートカットを自由に6つも割り当てられるのが便利すぎて、他のマウスに物足りなさを感じてしまうくらいです。
例えば、キーを3つ押さないといけないショートカットを、ボタン1押しでこなせたりします。
続きで解説するね。
もくじ
「これのなにがいいんすか?」に対する答え
このマウスの魅力を端的にお伝えします。
総じて、ストレスを感じることがない。
上記のとおり。
トラックボールなので親指だけでカーソルを動かせて、腕が疲れない。
ショートカットを6つ割り当てられるので、マウス・キーボード間の行き来が少なくて済む。
本来は「マウス+キーボード」の作業が、「マウス1つ」で完結するのがすばらしい!
たとえば、「範囲選択してコピペする作業」。
範囲選択はマウスで、コピペはキーボードでするのが普通ですよね。
MX ERGOなら、この操作をマウスだけで完結できる。
右手しか動かさなくていいわけです。
この快適さは、たまりません。
もう、他のマウスには戻れない。
MX ERGOのメリット
メリットを下記にまとめました。
・ショートカットが便利
・腕が疲れない
・しっかりしたクリック音
・マットな質感で手にフィットする
・ボタン1つで接続先を切り替えできる
・机が散らかっていても快適に操作できる
・充電の頻度は4ヶ月に1回
1つずつ見ていきましょう。
ショートカットが便利
なんと、このマウス、ショートカットを6つも割り当てられます。
どのショートカットを割り当ててもいいのですが、特に便利なのが3つのキーを使うもの。
・全画面表示
(command + control + F)
・スクリーンショット
(shift + command + 4)
・新しいフォルダを作成する
(command + shift + N)
上記のようなショートカットを普通にやろうとすると、視線を落としてキーボードを見ながらやらないといけないので、作業のリズムが止まってしまいます。。
それを、マウス操作の流れでボタン一発でできてしまうのは、最高!
いわば、「ショートカットのショートカット」。
よく使うショートカットを登録しておけば、格段に作業が効率化します。
腕が疲れない
このマウスを使い始めてから、腕の疲れと無縁になりました。
トラックボールタイプなので、親指だけでカーソル操作ができ、通常のマウスのようにマウス自体を動かす筋肉が必要ありません。
下位モデルとの違いとして、角度調節機能があります。
以下の写真のように、20度に傾けることもできます。
商品名にもある「ERGO」がそもそもエルゴノミクス、つまり人間工学に基づいてつくられたマウスという意味。
通常のものとそこまで大きな使用感の違いはありませんが、気持ち的に、こちらの方が自然な角度で使えている気がします。
クリック音が大きい
これは好みが分かれるところでしょうが、クリック音が「カチッカチッ」としっかり鳴ります。
僕はキーボードの打鍵音もしっかり音の反応がある方が「押してる感」があって好きなので、このマウスの音も耳に気持ちよく響きます。
マットな質感で手にフィットする
これも下位モデルとの違いの1つ。
下位モデルの表面の触り心地は、いかにもプラスチックという感じ。
こちらは上位モデルらしく、マットな質感。
今まで使ってきたマウスとは明らかに違う、しっとりとした触りごこち。
素材にはラバーが採用されており、手にフィットします。
ボタン1つで接続先を切り替えできる
ホイールの下についているボタンで、Bluetoothの接続先を2つ、簡単に行き来できます。
僕はMacBookとiPadを登録しています。
Bluetooth接続さえできればOSは問わないので、たとえば、MacBookとWindowsのsurfaceを行き来させることもできます。
机が散らかっていても快適に操作できる
マウスを動かす必要がないので、机のスペースが狭くても大丈夫。
机が散らかっていても、操作にはなんの支障もありません。
充電の頻度は4ヶ月に1回
USBmini端子で充電します。
充電の頻度は4ヶ月に1回が目安なので、多機能なハイテクマウスながら、頻繁に充電する必要はありません。
なお、1分の充電で1日使用できるので、急に電源が切れても安心です。
MX ERGOのデメリット
デメリットもあります。
下記のとおり。
・高い
・クリック音が大きい
・重い
・たまにボールの掃除が必要
1つずつみていきましょう。
高い
ショートカット機能を搭載しているとはいえ、マウスに1万円は高いと感じる人もいるでしょう。
クリック音が大きい
カチカチ音が、静かな職場環境だと気になってしまうかもしれません。
重い
通常のマウスと比べて持ち運びには不向きです。
角度調整の鉄板の重量がプラスされて、かなりずっしりとした重さがあります。
据え置きで使うなら、安定感があっていいのですが。
たまにボールの掃除が必要
ボールが収まっているスペースに埃がたまると、トラックボールの動きが重くなります。
「なんかトラックボールの動きが重くなったな…」と思ったら、それはホコリのせい。
なので、その度に掃除をしてやる必要があります。
とはいえ、掃除の仕方はカンタン。
①角度調整用の鉄板を外す
(マグネットでくっついているだけなので、カンタンに外せる)
②ボールペン等の先でボールを突いて取り出す
③中に溜まったホコリをとる
④ボールを押し込んで戻し、角度調節用の鉄板を取り付ける
1分もせずに終わります。
この掃除もたまにしかやりません。
だいたい2ヶ月に1度やるかやらないかくらいです。
ブロガーにオススメのショートカット割り当て
僕はもっぱら家ではブログを書いています。
なので、MX ERGOもブログの執筆編集に最適かした設定にしています。
そこで、どのショートカットをどこに割り当てているかを参考までにご紹介します。
割り当てには『ロジクールオプション』という専用ソフトをPCにダウンロードして設定します。
トラックボール横にMission Control(全アプリ一覧化)
マウスの弱点は、Mission Control(全アプリ一覧表示)ができないこと。
トラックパッドなら、三本指で上にスワイプするだけでできるのですが。
なので、そこをカバーするために、押しやすいトラックボール付近にMission Controlを割り当てています。
これで、アプリ切り替えも楽々行えます。
ホイールクリックでスクリーンショット
ブロガーが頻繁に使うのは、サイトの利用手順などを紹介するときに使うスクショではないでしょうか。
この記事でも多用しています。
これ、Macだと(shift + command + 4)と、3つのボタンを押さえないといけないので、作業のテンポが崩れます。
それをホイールクリックでできるようにしています。
直感的にスクショできて便利。
ホイール右倒しで太字
マウスで範囲選択した流れで太字にできるので、ブログの編集時に便利。
ホイール左倒しで戻る
webでの情報収集に便利。
いちいち左上までカーソルを移動させたり、「command+←」を押さなくていい。
ブログ記事のネタ集めが捗ります。
奥ボタンにコピー、手前ボタンにペースト
「範囲選択→コピー→ペースト」がマウスだけで完結できて便利。
WindowsとMacの両方使っている僕的に、Macのコピペのショートカットって、ノールックで押さえにくい。
上記が改善され、作業が快適になりました。
おわりに
MX ERGO、買ってよかったです。
「なんか生産性が上がった気がする」
とかじゃなくて、「ショートカット」と「トラックボール操作」で明確に作業効率が上がりました。
「健康」と「時間」と「ストレス解消」を買えたという感覚。
半年ほど使って、他のマウスは使う気になりません。
浮気することなく、誠実にMX ERGOとお付き合いを続けています。
値段は高いですが、これを買っておくと、沼にハマらずに済むんじゃないでしょうか。
「腕の疲れを減らしたい」「PC作業を効率化したい」という人は、買って間違いありません。
Amazonを見てると一時的に品切れになってることもあるから、導入したい人は早めの購入がオススメです。