1週間使えば、2時間も浮く。
効率化の一環として、気になっていた電動歯ブラシをAmazonで買ってみました。
フィリップスのソニッケアー『イージークリーン(HX6512/06)』です。
11か月使ってみたので、そのレビューをしていきたいと思います。
もくじ
電動歯ブラシを買ったきっかけ
電動歯ブラシを買おうと思ったのは、「腕をすこしでも休めたかったから」。
僕の生活は、とにかく腕を使います。
本業は事務職。
副業は執筆業。
趣味は筋トレ。
本業の事務仕事では、パソコン2台をカタカタして業務を処理します。
副業では主に文章を書く仕事をしてて、ブログやnoteで偉そうに講釈を垂れてます。
2〜3日に1回、誰に頼まれたわけでもないのに、ジムに行って重いダンベルやバーベルを上げ下げする苦行をします。
こんな感じで、とにかく腕を使います。
僕の給料は腕力によって発生しているし、筋トレの楽しさもまた、腕力によるもの。
腕力が生命線です。
なので、長時間仕事をしたときの労力を抑えられるよう、疲れを軽減できるアイテムで自分を囲っています。
そこで、ふと気づいたのが、「歯磨きによる腕力の消耗」。
歯磨きって、ちゃんとやると、意外としんどい。
歯磨きは基本的には1日3回、少なくとも朝晩2回。
マジメに1本1本歯を磨くと、腕に疲労が溜まるんですよね。
ブラシを口の中でテキトーに一周して終わらせる人は、疲れないと思いますが。
デンタルヘルスへの意識は、以前読んだ『健康の結論』という本に影響を受けています。
この本で、歯周病の怖さについて詳しく学びました。
ぐらぐらの歯で嚙むたびに、歯周ポケット内の歯周病菌は歯茎の毛細血管から体内に侵入し、血流に乗って全身を駆け回る。これが全身に大きな悪影響を及ぼす。
(『健康の結論』(堀江貴文)より)
読後、歯の健康に気をつかうようになりました。
毎晩↓のフロスをして、歯科検診にも月に1回通ってます。
それくらい歯の健康の気にしてるんで、毎回の歯磨きも手抜きできないんですよね。
そうすると、1回あたり15分もかかってしまう。
腕がしんどい。
歯磨きで腕が疲れると文章を書く気が失せ、
執筆で腕が疲れると、歯磨きする気が失せる。
腕の体力はできるだけ、書くために温存しておきたい。
上記のように、「書くことによる腕の疲れ」を電動歯ブラシで軽減できたらいいな、と思ったのがキッカケです。
数ある電動歯ブラシの中から
ソニッケアーを選んだ理由
電動ブラシの選択肢は広い。
有名どころで言えば、ソニッケアー以外には、ブラウンもあります。
数ある中で、なぜフィリップスのソニッケアーを選んだか。
結論から言えば、
「評判がよく、余計な機能がないおかげで安いから」
です。
以下、理由といきさつについてお話ししていきます。
1年半ほど前に付き合っていた彼女がいたんですが、その子が誕生日プレゼントを買ってくれるというので、「じゃあこの機会に電動歯ブラシを買ってもらおう」と思って、2人で家電量販店に行ったんですよね。
ぐるっと一通りラインナップを見て回りました。
感想は、「どれもこれも高ぇな」。
どの家電量販店も、とにかく高いのばっかりだったんです。
どれも、15,000〜30,000円はしました。
電動歯ブラシを買うにあたって、アンカーになるのは、これまで使っていた手動の歯ブラシの価格です。
どれも、コンビニやスーパーで100〜200円ほどで買える。
そこから3万円にアップグレードするのは、あまりに振れ幅がデカすぎ。
言っても、たかが電動歯ブラシです。
こちらが求めているのは、先端が振動すること。
ストロークを電力に肩代わりしてもらえるなら、それ以上は求めない。
「そもそもなんで3万もすんの?」とスペックを見てみると、
【高価格帯の電動歯ブラシの付加価値】
・スマホアプリと連携して歯磨き習慣を記録できる!
・強弱設定機能!
・加圧防止センサー機能!
・グラスで充電可能!
という、「え、いらないよ?」と言いたくなるムダ機能によって値段がふくらんでいることが発覚。
結局、その日は電動ブラシは買いませんでした。
※代わりに買ってもらったのが、Sirocaのコーヒーメーカーです。
「ネットで探せば、もっとリーズナブルなものがあるはず!」ということで、家に帰って検索。
そしてAmazonで見つけたのが、ソニッケアー。
2022/2/17時点で、6,237円でした。
2023/1/31現在、9,500円まで値上がりしてます。
これなら値段的にちょうどいい。
もっと安いブランドもありました。
でも安すぎるとすぐ壊れそうだし、そのときの僕にとって、「6,237円」は納得できる価格でした。
また、ソニッケアーの評判は、ちょくちょく耳にしてました。
TwitterやYouTubeを見てると、電動歯ブラシの中でソニッケアーをオススメしてる人が結構いたんです。
先ほど、「歯科検診に月1回通ってる」と書きましたが、信頼している行きつけの歯医者にも、売店にソニッケアーが置いてありました。
ソニッケアーの触れ込みにも「歯科医に選ばれて15年ナンバーワン」とあります。
上記の理由から、電動歯ブラシバージンをソニッケアーに捧げることに決めました。
余談かつ主観ですが、デザインも好みです。
白基調で、ボタンとブラシがグリーン。
清潔感があっていい。
このカラーリングが好きだったのも、購入を決めた理由のひとつですね。
ソニッケアーの使い方
ここからは、ソニッケアーの使い方について解説していきます。
基本的な使い方
使用方法はとてもシンプル。
さっきも書いたとおり、余計な機能をそぎ落としてるんで、
①ブラシの先にいつも使ってる歯磨き粉を塗って、
②口に突っ込んで、
③ボタンを押して振動開始
たったこれだけです。
イージースタート機能
最初は、電動歯ブラシに慣れるための「イージースタート機能」が作動します。
これは何かと言うと、「14回目まではパワーが弱め」、というもの。
「電動歯ブラシに慣れるための経過措置のようなもの」と考えていただくと、わかりやすいかもしれません。
要は、電動歯ブラシビギナーが、ブラシを強めに歯に当ててしまうのを考慮した機能です。
スマートタイマー機能
自動的に2分経ったら止まる「スマートタイマー機能」が搭載されています。
なぜ2分かというと、「電動歯ブラシを使った歯磨き時間は2分がちょうどいい」というメーカー側の判断です。
が、僕は2分では足りないので、たいてい4分間磨いてます。
慣れると2分で磨けるようになるかもしれません。
充電切れ直前お知らせ機能
充電が切れそうになったら、教えてくれる機能があります。
具体的には、上記のスマートタイマー機能で止まる際に、「ブッブッブッ」と3回振動します。
これは便利。
この通知をきっかけとして、次に歯を磨くときまで充電するようにしています。
次に歯を磨くタイミングまでにはしっかり充電されます。
また、「充電が切れ直前通知」があったからといって、すぐに切れるわけじゃありません。
その後も6分ぐらいは持ちます。
なので、「歯磨きしてる途中に充電が切れて使えない…」ということがありません。
充電方法
なお、充電は専用のスタンドに立てて行います。
僕の住んでる部屋は洗面所にコンセントがないので、作業用デスクの傍らに充電スタンドを置いています。
充電が切れそうになったら、スタンドに置きます。
毎回じゃないので、そこまで面倒ではないです。
充電頻度は、一週間に1回です。
充電について、公式ページには、「24時間充電して約2週間持つ」と書かれています。
…ちょっとピンとこないかもしれません。
具体的にいきましょう。
朝8時に歯を磨いてから充電開始。
日中は外で仕事をして、次に自宅で歯を磨くのが21時だとします。
その差13時間。
これを、1回あたりの充電時間とします。
24時間充電して約2週間持ちますから、
12時間充電だと約1週間持ちます。
ですから、1回の充電でおよそ1週間は持ちます。
バッテリー持ちの感覚、なんとなくわかっていただけましたか?
洗面所にコンセントがあるなら、使っていない時間は常に充電できるので、充電持ちについて心配する必要はありません。
3ヶ月に一度ブラシを交換する
専用の交換ブラシもあります。
公式では、3ヶ月に1度の交換を推奨しています。
フィリップスソニッケアーブラシヘッドは、通常使用(1日2回の使用)の場合、3ヶ月ごと、または青色のブラシ毛の先端が白くなったら交換することをお勧めします。ブラシヘッドが摩耗すると歯垢を落とす効果が薄れるというのがその理由です。
交換ブラシは正規のもので、8個入り5,800円。
…正直、高い。
探したところ、安いサードパーティ製もありました。
こちらは、8個入り1,525円。
僕は、サードパーティ製を使っています。
問題なく使えてます。
正規は高すぎるので、こっちがオススメ。
なお、交換はめっちゃ簡単です。
ブラシをひっこ抜いて、
新しいのを挿すだけ。
実感したソニッケアーの効果
ここからは、ソニッケアーを11ヶ月使った上で、実際に感じた効果をお伝えしていきたいと思います。
①歯磨きが早く終わる
②腕が疲れない
③しっかり磨ける(歯医者のお墨付きあり)
①歯磨きが早く終わる
毎回の歯磨きが、短時間で終わります。
一か月分の手磨きのストロークが2分間で終わる、らしいです。
たしかに、それくらい細かく、多く振動してます。
この時短効果は、如実に実感してます。
というのも、従来の手磨きでは毎回15分はかかっていたのが、ソニッケアーなら4分で終わるようになりました。
ちょうど、YouTubeで漫才を1本見終わると同時に、歯磨きが終わります。
なので、1回あたり11分時短できています。
毎日2〜3回歯を磨くので、1日あたり22〜33分の時短。
1週間で2時間は浮く計算です。
②腕が疲れない
次に「腕が疲れない」という点。
電動歯ブラシに僕が一番求めていた効果がこれ。
効果はバッチリでした。
ブラシを歯に当てて移動させるだけなんで、腕がいっさい疲れない。
筋トレで上腕二頭筋や前腕を追い込んだ日でもしっかり歯磨きできるのは、かなり助かります。
③しっかり磨ける
(歯医者のお墨付きあり)
電動歯ブラシ購入にあたっての不安は、
「ちゃんと磨けるの?」ってところだと思います。
手磨きの方が、なんとなくちゃんと磨けるような気がしますよね。
結論を言えば、電動歯ブラシでもしっかり磨けます。
先に書いたとおり、僕は月1回のペースで歯科検診に通ってるんですが、歯科衛生士さんから、「しっかり磨けてますね」と言ってもらえてます。
プロの目から見ても、ちゃんと磨けてるということ。
なので、効果については歯医者のお墨付きがあります。
電動歯ブラシのデメリット
デメリットも正直にお伝えしていきます。
「ソニッケアーの」というより、電動歯ブラシのデメリットです。
それは以下の3つ。
①充電が必要
②磨きすぎるとエナメル質が削れる
③口を開けると歯磨き粉が飛び散る
①充電が必要
電動ですので、充電が必要。
ただ、洗面所にコンセントがある物件なら、使わない間は常に充電しておけるので、デメリットになりません。
②磨きすぎるとエナメル質が削れる
ついこれまでと同じ感覚で手を動かしたり、強く押し付けると、表面のエナメル質を傷つけてしまいます。
ただ、これは慣れの問題。
「同じ部分に長時間当てすぎない」と心がければ、カバーできる問題です。
③口を開けると歯磨き粉が飛び散る
振動がすごいので、口を開いて使うと、先端につけた歯磨き粉が飛び散ります。
黒い服を着ていると、白い飛沫がかなり目立つので注意。
電動歯ブラシを使うときは、できるだけ口を閉じましょう。
今買うならAmazon限定モデルな理由
ソニッケアーのイージークリーンを使ってみて、今回レビューをしているわけなんですけど、ソニッケアーって種類が多いんですよ。
さっきも書いたとおり、スマホアプリ連携とか強弱設定とかどうでもいい機能が付いている高額なもあります。
が、その中に僕が買ったのより、もっと安いモデルがあります。
それが、Amazon限定のモデル。
このモデルが、Amazonベストセラー1位になってます。
これも、僕が6,000円くらいで買ったのと同じ、「イージークリーン」と商品名にあります。
僕が買った現在9000円のやつと、Amazon限定モデルと比較してみました。
結論、Amazon限定モデルの方が、買いです。
悔しいですけど。
機能の違いを調べたんですけど、まるで同じなんですよね。
どちらも充電式。
真ん中のボタンを押すと振動する、というシンプルな機能も同じ。
僕はこの記事を書くにあたって、「Amazon限定のものがコスパに優れた、ただただお得な商品」ということに気づきました。
「こっちにしとけば良かったな」って後悔してます。
Amazon限定モデルを買うのが、コスパ的にはベスト。
評価も星4.4。
2年保証もついているようです。
もし早期に壊れても交換できるんで、安心。
「電動歯ブラシを試してみる」という意味では、最適解かと思います。
ただ、僕が買った方も間違いはない商品で、なんの文句もありません。
「ワケアリだから安いんじゃないか?」と勘繰ってしまう方は、僕が実際に使って試したモデル↓を選ぶのもアリ。
おわりに
最初はそのラクさに感動しましたが、約1年毎日使っていると、だんだん慣れてきました。
でも、たまにホテルや実家で普通の歯ブラシ使うたびに、
「電動歯ブラシってやっぱすげぇな!」と実感します。
そう思えて、使い続けているということは、僕にとってこの商品は良い買い物だったということでしょう。
他人事みたいな書きぶりですが、客観的に見ても良い買い物だった、ということです。
僕はコーヒーが好きで毎日3杯は飲んでるんですけど、歯が茶色くなるので、こまめに歯磨きする必要があります。
なので、1回あたりの歯磨きが楽になるこのアイテムは、外見への投資にもなる。
手動のブラッシングが電動になる。
1回あたりの効果は、微細なもの。
でも、歯磨きは毎日のこと。
1日2〜3回はやることなので、累積効果は大きい。
✔︎時間を効率化したい
✔︎歯磨きの大事さは分かってるけど、めんどくさくてサボりがち
というそこのあなた。
電動歯ブラシデビューに、ぜひソニッケアーを試してみてください。
【筆者購入モデル】
【交換用付け替えブラシ】
【Amazon限定モデル】