この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
ブログ、note、Twitterなどのテキスト媒体で情報発信するにあたり、とっつきやすいのが「本の要約」。
しかし、闇雲に本の感想を書いているだけでは上位表示されず、アクセスが集まりません。
僕も、長時間かけて書いた記事がまったく読まれず凹んでいました。
でも、最近ではコツをつかんできました。2000文字に満たない要約記事でも、割と早めに検索上位に上がるようになってきました。
今では、毎回同じようなフォーマットで要約記事をつくっており、構成に迷うこともありません。
今回は、「本の要約記事を書くコツ」についてお伝えします。
もくじ
本要約記事は誰のために書く?
僕が心がけているのは、自分の書く要約記事が、「読者」「著者」「自分」の3人の役に立つかどうか。
イメージは下記のような感じ。
●読者
・おすすめ本を知れる
・気になっている本の中身をチラ見できる
・要約を読んで、買うかどうか判断できる
●著者
・本をタダで宣伝してもらえる
・本の売り上げが増える
●自分
・本の大事なところをアウトプットして理解を深められる
・ブログへのアクセスが増える
・アフィリエイト報酬が発生する
この「三方良し」を満たす記事を書く。これを意識すると、おのずと内容もよくなります。
以下、具体的な書き方を見ていきましょう。
導入で興味を惹き、読み手を絞り込む
読者は早く本の内容が知りたい。なので、導入部分は長々と書いてはいけません。
とブラウザバックされてしまいます。サラッといきましょう。
ただ、短い中にも、「先を読みたい!」と期待を高める文章があれば効果的。
具体的には以下のことを書きます。
・「え、どういうこと?」と思わせるリード文
・「オレが読むべき本だ」と気づかせる読者の指定
・読了のハードルを下げる「この記事は3分で読めます」
1つずつ見ていきましょう。
・「え、どういうこと?」と思わせるリード文
あなたの記事に訪れてくれた読者を、しっかり記事の最後まで連れていく。
そのためには、「続きが読みたい!」と思わせる文章を書く必要があります。
実際に上位表示された記事を例にして見ていきましょう。
この記事は、アイキャッチ画像と、冒頭の文章に「どういうこと?」と興味を惹く文章を配置しています。
・「売れる小説は、書かずにつくる!?」
・「YouTuberより小説家が稼げる?」
YouTubeのサムネイルと比べ、ブログのアイキャッチ画像は検索画面に大きく表示されないため、クリックを促す効果は少ない。
しかし、記事をクリックした読者が、最初に目にする部分であることから、「続きが気になる」と思ってもらえれば、最後まで読まれる可能性があがります。
・「オレが読むべき本だ」と気づかせる読者の指定
人は、「自分に関係がある」と思わなければ、興味を持ってコンテンツを読みません。
「誰に向けて書かれた本か」「誰が読むと得する本か」をハッキリ打ち出しましょう。
上記では、3点箇条書きで「想定読者像」を挙げています。ここを見て、
となれば、先の内容をより真剣に読んでくれるようになります。
・読了のハードルを下げる「この記事は3分で読めます」
最後に、読了時間の目安を書きます。
「この記事は3分以内に読めます。」
この記載があることで、「読むハードル」が下がります。
また、「本の大事なところを3分で時短して読める」というお得感にもつながります。
導入に書くことまとめ
・「え、どういうこと?」と思わせるリード文
・「オレが読むべき本だ」と気づかせる読者の指定
・読了のハードルを下げる「この記事は3分で読めます」
導入部分なんて、基本は読み飛ばされるところ。
なので、分量はコンパクトにしつつも、「枠がこみ」や「太字」、「マーカー」を使って強調しましょう。
他にも、「本の大事なところを厳選してお伝えします」と書くことで、「記事が3分で読めるほど短い理由は、厳選しているから」ということを示し、「短いけど充実した内容」ということを暗に示しています。
ぜひ、下記3記事の冒頭部分を読んでみてくださいね。
トピックは3点に厳選【2個でもいい】
本文についてですが、大事なのは絞り込むこと。
重要なトピックを1〜3点まで厳選してください。
あくまで要約記事ですし、本の内容を書きすぎると、読者がそれだけで満足してしまい、著者に迷惑をかけることになります。
優先順位をつけることが大事です。泣く泣く要約記事では書けなかった内容も、記事の最後で活かすことができます。
トピックを厳選するぶん、1つ1つの内容は充実させましょう。
要点を抑えてムダなく、納得できる論理展開で、ブログならではのわかりやすい書き方で執筆します。
「ブログならではのわかりやすい書き方」とは、以下のようなこと。
・枠囲み
・表を使う
・吹き出しを使う
・マーカーで強調する
・参考サイトへのリンクを貼る
・理解を助ける図や画像をはさむ
上記のツールは、文字だけの本にはないブログの強み。
しっかり活用していきましょう。
読書感想文はいらない
基本的に、感想を書く必要はありません。
あくまでも、「本の要約」に徹し、本の内容と魅力を伝えることに集中しましょう。
記事の最後で、他のトピックをチラ見せ
締めくくりの「おわりに」では、記事内で紹介できなかったパートをチラ見せします。
「続きが気になり、あとは本書を読むしかない!」となれば、本を買ってくれます。
最後には、アフィリエイトリンクを忘れずに貼りましょう。
僕は、もしもアフィリエイトを使っています。
「Amazon」「楽天」「Yahoo!」のリンクがかんたんに作れるので便利です。
kindleのハイライト機能で格段に書きやすくなる
紙の本でも電子書籍でもオーディオブックでも、好きなように本を読むべき。
ただ、「要約記事を書く」となれば、Amazonの「kindle」をオススメ。
kindleには、ハイライト機能があり、これが要約記事を書くのに最適です。
ハイライト機能は、紙の本でいえば、「大事なところに蛍光ペンを引く」ようなイメージ。
しかし、紙の本と違うのは、あとから線を引いたところをまとめて振り返られるところ。
引用を入れるときにも、便利です。
線をたくさん引いてるパートが、あなたが重要だと思ったパートです。ハイライトの多さを、優先順位を決める基準にできます。
紙ノートへの下書きを経由すべき理由
要約記事を書く時は、紙のノートへの下書きを経由することをおすすめします。
なぜなら、いきなりPCで打つと、ただ本文を薄めて写したペラペラの内容になりがちだから。
ノートに要点を整理しながらあなたなりに噛み砕いていくことで、より読みやすくオリジナリティのある内容になります。
本は、「本を買った人」を想定して書かれています。
しかし、ブログ記事を読むのは、「本を買った人」ではありません。「本の内容がちょっと気になる人」です。
あなたが書く文章を読む読者像を想定したうえで、文章をわかりやすく再構築しましょう。
たとえ話をわかりやすい具体例に置き換えたり、ブログ読者と同じ歩幅で共感しながら、ときに問いかけを入れながら進めたり。
ブログの下書きに使うノートは、安くてデザインと紙質に優れた『ツバメノート』をオススメします。
同系統の本の要約記事が溜まったら、まとめ記事にする
同じ系統の本の要約記事が10本書けたら、まとめ記事にしてみましょう。
「お金の勉強になる本10選」「オススメ恋愛本10選」みたいな感じです。
まとめ記事には、各要約記事へのリンクを貼ります。各要約記事には、まとめ記事へのリンクを貼りましょう。他の記事も読んでもらえる確率が上がります。
【おわりに】本要約記事はブログ初心者におすすめ
本の要約記事は、本1冊読むだけでネタができるので、ブログを始めたばかりの人にオススメ。
この記事が参考になれば幸いです。